【Dify連載05】業務でDifyを活用する方法:社内業務の自動化

近年、生成AIの進化により、社内業務の自動化が現実味を帯びてきました。特に社内の問い合わせ対応や文書整理、業務マニュアルの整備といった定型作業に対してAIを活用する動きが広がっています。

とはいえ、多くの企業では「AIをどう使ってよいかわからない」「プログラミングの知識がない」といった障壁が残っているのも事実です。そこで注目されているのが、ノーコードでAIアプリを作れる「Dify」です。本記事では、Difyを使って社内業務を自動化する具体的な方法と事例を紹介します。

Difyが業務自動化に適している理由

Difyは以下の理由から業務自動化に適したツールです:

  • ノーコードで利用できるため、非エンジニアでも構築可能
  • 複数の大規模言語モデル(LLM)と接続でき、精度の高い応答が可能
  • PDFやWordなどの社内資料をアップロードし、RAG(検索拡張生成)機能で回答させられる
  • 社内ネットワークに閉じた自己ホスト運用が可能で、情報漏洩リスクを最小化

出典:taskhub.jp

ユースケース1:社内問い合わせ対応の自動化

社内のよくある質問(FAQ)への対応は、IT部門や人事部門などに大きな負担をかけています。Difyを使えば、以下のような自動化が可能です:

  • 「パスワードを忘れた場合どうすれば?」などのよくある質問にAIが即時回答
  • 手順マニュアルをPDFでアップロードし、それをもとに質問に答える
  • チャット形式で社員と自然に会話しながら情報を提供

出典:taskhub.jp

ユースケース2:社内マニュアル・ナレッジの活用

多くの企業がナレッジを蓄積しているものの、それを活かしきれていません。Difyを使えば:

  • 業務マニュアルや過去の事例資料をAIがインデックス化
  • キーワード検索よりも自然な会話で情報にアクセス可能
  • 新入社員の教育や業務の引き継ぎ時に役立つ

出典:zenn.dev

ユースケース3:定型業務(申請・報告)の支援

総務部門や営業部門では、出張申請、経費報告、契約書レビューなど多くの定型業務があります。これらの業務もDifyで支援できます:

  • 「出張申請の必要書類を教えて」と質問→必要項目と提出方法を案内
  • 契約書をアップロード→リスクのある表現を抽出して提示
  • 営業日報のテンプレート作成と自動補完

出典:walker-s.co.jp

実装時の設計ポイントと注意点

  • プロンプト設計: 誰向けにどのような情報を提供するのか明確に
  • データの更新性: 古いマニュアルが残っていないか定期的に見直し
  • 社内教育: ユーザーに使い方や限界を伝えることでトラブルを回避

出典:media.buzzconne.jp

まとめ

Difyは、社内業務の問い合わせ対応、ナレッジ活用、定型業務の自動化に非常に有効なツールです。ノーコードであるため導入のハードルが低く、特に中小企業や部門単位の取り組みに適しています。

重要なのは、プロンプト設計とデータの選定です。これを丁寧に行うことで、Difyは強力な業務アシスタントになります。

次回予告

次回の【Dify連載06】では、「社内チャットボットをDifyで構築する手順」と題して、具体的なステップバイステップでの導入方法を紹介します。

カテゴリー: Dify
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