Difyは、生成AI(Generative AI)を活用したアプリケーションを誰でも簡単に開発・運用できるオープンソースのノーコードプラットフォームです。ChatGPTやClaudeなどの大規模言語モデル(LLM)を基盤としながら、専門的なプログラミングスキルを必要とせず、直感的なUIでAIアプリの作成・管理が可能になります。
本記事では、Difyの基本的な機能とUI構成を解説し、初心者でも自信を持って操作できるようにすることを目的とします。
Difyの基本機能とUI構成
DifyのUIは大きく以下の5つのセクションに分かれています:
- アプリ一覧:作成済みのアプリケーションが並ぶダッシュボード。
- アプリ作成:新規AIアプリを構築する画面。プロンプトや入力フォームを設定可能。
- データ接続:ファイル、ウェブサイト、APIなどの外部データソースとの連携設定。
- モデル管理:GPT-4やClaudeなど使用するLLMを選択・設定。
- ユーザー・権限管理:社内で利用するユーザーやアクセス制限の管理。
アプリ作成画面の操作方法
アプリ作成時のステップは以下の通りです:
- 「New App(新規アプリ作成)」ボタンをクリック
- アプリ名と説明を入力
- Prompt設計画面で、AIにどう応答してほしいかを自然言語で設定
- ユーザーの入力UI(テキスト、ドロップダウンなど)を作成
- 保存してテスト実行
この画面では、設定がリアルタイムでプレビューされるため、非エンジニアでも直感的に調整可能です。
プロンプト設計とデータ接続
Difyの最大の特徴の一つが、プロンプト設計とRAG(検索拡張生成)によるデータ接続機能です。
- プロンプトテンプレート:ChatGPTのような会話型AIにどのような出力を期待するかを細かく設計できます。
- データアップロード:PDF、Word、CSV、TXTなどのファイルをアップロードし、AIの参照対象にできます。
- Webページ連携:指定したURLをクロールし、内容をベースに回答するチャットボットが構築可能。
RAGを活用することで、自社の独自データに基づく高精度なAI応答が可能になります。
設定管理とユーザー管理
運用管理の面でもDifyは優れています。
- APIキー設定:OpenAIやAnthropicのAPIキーを登録し、モデルごとの利用制御が可能。
- 使用制限:APIコール数、トークン数の上限をアプリごとに設定可能。
- ログ管理:ユーザーの入力とAIの応答履歴を保存し、トラブルシューティングに活用できます。
- ユーザーグループと権限設定:部門ごとに利用できるアプリを制限するなど、業務に即した運用が可能です。
まとめ
Difyは、ノーコードでAIアプリを構築できるだけでなく、ビジネス用途に求められる高度な管理機能も充実しています。UIは視覚的に分かりやすく設計されており、初心者でも短時間でアプリを構築・運用できます。
今後、さらに多様な業務アプリや業種特化型のテンプレートも登場することが予想され、Difyの重要性はますます高まっていくでしょう。
次回予告
次回の【Dify連載03】では、「Difyでできること一覧とユースケース」と題し、業務やサービス開発に活用できるさまざまな具体例を紹介していきます。